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土壌分析について

pH検定

≪水pHと塩化カリpHの測定の注意点≫


※ハウス栽培は水pHと塩化カリpH両方の検定をしてください。
水稲・露地栽培は水pHのみ検定を行ってください。

<各画像はクリックすると大きい画像で見られます>

pHメーター(ハンナ製)を使用した場合


コンパクトpHメーターを使用した場合


1.土をpH試験管の下の目盛まで入れる。 1.土をpH試験管の下の目盛まで入れる。
※土が盛り上がらないように、試験管の底をトントン叩いてきっちり詰めて入れる。
純水用と抽出試薬A用の2本用意する。

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2.各試験管に純水と抽出試薬Aを2番目の目盛まで入れる。 2.各試験管に純水と抽出試薬Aを2番目の目盛まで入れる。
※試験管を軽くはじいて土の中の気泡を抜く。
3.30秒ほど振ってよく混ぜ、静置する。 3.30秒ほど振ってよく混ぜ、静置する。 3.30秒ほど振ってよく混ぜ、静置する。
4.pHメーターのスイッチを入れ、センサー部分を純水ですすぐ。 4.pHメーターのスイッチを入れ、センサー部分を純水ですすぐ。
5.センサー部分に標準液1(pH7)を入れ、「CAL」を押す。 5.センサー部分に標準液1(pH7)を入れ、「CAL」を押す。 5.センサー部分に標準液1(pH7)を入れ、「CAL」を押す。
近似値が出ることを確認し、純水ですすぐ。
6.標準液2(pH4)を入れ、「CAL」を押す。 6.標準液2(pH4)を入れ、「CAL」を押す。
近似値が出ることを確認し、純水ですすぐ。
7.それぞれの上澄み液を入れ、「CAL」を押す。 7.それぞれの上澄み液を入れ、「CAL」を押す。 7.それぞれの上澄み液を入れ、「CAL」を押す。
安定マーク 安定マーク が出たら数字を読む。

比色表を使用した場合


1~3.pHメーター使用時と同一です。 1~3.pHメーター使用時と同一です。
4.それぞれの試験管に酸度指示薬を2滴加え、上澄みだけ静かに混ぜる。 4.それぞれの試験管に酸度指示薬を2滴加え、上澄みだけ静かに混ぜる。
5.土が完全に沈んだのを確認後、比色表を使い数値を読む。 5.土が完全に沈んだのを確認後、比色表を使い数値を読む。
(土が沈むまでに抽出試薬Aは10分程度かかる。純水は抽出試薬Aよりも時間がかかる)
※太陽光のもとで比色する。人工灯のもとでは誤差が生じやすい。

水pHと塩化カリpHの測定の注意点


  1. 水pHと塩化カリpHの違いは、水素イオンは、液相の中に分離しているものと、固相の土壌コロイドに吸着されているものとがあり、水(純水)を加えて測定すれば、液相中の水素イオンだけを測定することになります。
  2. 一方、塩化カリウム液(抽出試薬A)を加えれば、土壌コロイドに吸着されていた水素がカリウムにとって代わられ(イオン交換)、固相、液相の全部の水素イオンが測定されることになります。
  3. 通常は、塩化カリpHが水pHより0.5~1.0低い値となります。
  4. ハウス栽培では、元肥前または追肥前に限らず、両方のpHの測定を行ってください。化成肥料を多用したハウス栽培の土壌では、ミネラルが溶解しやすいため水と塩化カリウム液との測定値の差は小さくなります。
  5. 稲作や露地栽培では、常に水pHでの測定だけで十分です。
  6. 両方の測定結果が、同一または塩化カリpHが水pHより高い場合、または測定値の差が1.0以上離れすぎている場合は、再検査を行ってください。
  7. 比色表での読み取りについては、誤差を生じやすいためデジタル計での検定をお薦めします。
  8. また、1.0以上離れすぎている場合は、堆肥・腐植などが検体に入り過ぎていた可能性がありますので、採土からやり直してみてください。
  9. 測定値の差が0.5~1.0であれば問題ありませんが、0.5以下ならば圃場で問題が生じている可能性が高くあります。他の成分の測定項目に留意ください。
診断項目測定値下限値上限値
比重1.2
CEC23.52030
EC0.050.3
pH(水)7.367
pH(塩化カリ)6.356

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