成分検定(NPK、ミネラル、微量要素)
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準備
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1.土の状態を確認する。(土の固さなど) |
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2.土をふるいにかける。 |
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3.ろ過器を用意する。(抽出容器・ろ過器・ろ液受容器の3つ。抽出容器とろ液受容器は同じもの) ※抽出容器とろ液受容器には栓が入っていることを確認。 |
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4.ろ紙は硬い面と柔らかい面があるので、注意する。手でさわると良くわかる。 |
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5.ろ過器には、溝を切ってある面がある。 |
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6.硬い面をろ過器の溝の面に向けてセットする。 |
抽出液作り
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1.抽出容器に抽出試薬Bを上の目盛りまで20ml入れる。 ※冬季に抽出試薬Bが冷えているときは、25℃前後に暖めてから使用する。 【より多くの検体を精度よく分析するには 01補助器具「抽出試薬用分注器(10ml)」】 |
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2.土壌マス2ccを使用して土壌を採取する。 ※粘土質の土はしっかり押さえて測る。柔らかい土は軽く押さえて測る。 |
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3.抽出容器に土を2cc入れる。 |
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4.抽出容器の上にろ過器、ろ液受容器の順番ではめ込む。 ※ろ過器はろ紙のつけた溝の切ってある面が下側にくるようにする。 |
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5.液が漏れないようにきちんとはめ込む。(きちんとはめ込まれないと液漏れの原因となり、抽出液の濃度が変わってしまう心配があります) |
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6.濾過器を、円を描くように軽く3分間振る。 ※上下に激しく振るとろ紙を破損してしまいます。 【より多くの検体を精度よく分析するには 02「濾過器立を使う」】 |
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7.3分経過したら上下を逆にして置く。 |
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8.上の栓を取ると、下のろ液受容器にろ過液が落ちる。 |
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9.目詰まりが多くろ液が落ちない場合は、震とう後直ぐに栓を抜かずに、容器ごと斜めに静置し、しばらくしてから栓を抜く。 栓を抜いた後、角度を大きくしてろ過すると目詰まりしにくい。 |
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10.目詰まりした場合や時間がない場合は、付属の加圧スポイトで脱気孔から強制的に加圧してろ過する。(それでも落ちない場合は、ろ紙だけを新しく交換してみてください) |
土壌検査
検定番号 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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検定成分 | アンモニア態窒素 (NH4-N) | 硝酸態窒素 (NO3-N) | 可給態リン酸 (P2O5) | カリ (K2O) | 石灰 (CaO) | 苦土 (MgO) | 可給態鉄 (Fe) | 交換性マンガン (Mn) |
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1.発色試験管を8本用意し、抽出ろ液の以下の量を各試験管にそれぞれ入れる。
03補助器具「ニチメイトステッパー(連続ピペット0.5ml)】 【より多くの検体を精度よく分析するには 04追加器具「発色用試験管目盛付」「試験管立 金属製50本立」】 |
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2.純水を各試験管の目盛3まで入れる。 ただし検定番号4、6、7、8には入れない。
【より多くの検体を精度よく分析するには 05「精製水を購入または純水製造装置の設置」】 |
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3.各検定試薬をそれぞれの試験管へ入れる。液状の試薬は専用のスポイトで、粉状の試薬は試薬さじを使用する。 検定番号4は試薬8を入れた後、3分後に試薬9を入れる。 各試験管を振って、試薬と抽出液をよく混ぜる。 検定番号5の試薬10は入れてすぐに混ぜる。
06補助器具「クリアピペット(0.5ml) 】 |
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4.各試験管を振って検定試薬と抽出ろ液をよく混ぜ、静置する。
07補助器具「試験管ミキサー」】 【より多くの検体を精度よく分析するには 08「クッキングタイマーを使う」】 |
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5.比色・非濁表と比較して数値を読む。 ※検定番号3と7は、冬季液温の低いとき(15℃以下)は、10分~15分後に非色するようにしてください。 ※太陽光のもとで比色する。人工灯のもとでは誤差が生じやすい 【より多くの検体を精度よく分析するには 09「試験管上部を黒で覆う】 【より多くの検体を精度よく分析するには 10補助器具「デジタル検定器」】 「デジタル検定器の操作方法」はこちら |