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施肥設計について

施肥設計の必要性

1.施肥設計はなぜ必要か?

有機栽培で成果をあげるためには、作物が必要とする肥料を適切に施すことが大切です

そのためには、
(1)田畑の土の中にどのくらい肥料養分があるかを知る土壌分析をし、
(2)その土壌分析データを元にして施す肥料(どんな肥料をどのくらい)を決めていく施肥設計が不可欠です。

しかしながら、いつも同じ施肥設計ですませている人も少なくありません。
「土壌分析をしても数値の読み方がわからない」
「出された処方箋でこれまであまりうまくいった試しがない」
「作柄が良かったときの施肥設計がいちばん確か」
といったような理由から、毎回同じ施肥設計を続けている人も多いのではないでしょうか。
あるいは、自分のカンを駆使して、
「今回はいつもより石灰を多くしよう」ということも多いかもしれません。

しかし、
有機栽培で成果をあげ続けるためには、きちんと土壌分析をして、施肥設計を立てることがどうしても必要です。

というのも、有機栽培を行なうと、作物の根は活性化して、より多くの養分を吸収する力を持つようになります。
そのため、土壌中の養分の減り方も早く、追肥をしないでいると肥料不足で減収することも少なくないからです。
また、同じ作物をつくっていても、作付ける土壌中の養分の量やバランスは毎作ちがいます。

カンに頼った施肥では、肥料養分に偏りが出て、収量・品質をよくすることはできません。
また、養分の過剰蓄積などを招いて作物栽培にとって厄介な土になってしまわないとも限らないのです。

そこで、有機栽培理論と、多くの試行錯誤から、有機栽培でとくに影響の大きい石灰・苦土・カリなどの肥料をどのように施したらよいのかが簡単にわかるソフトをつくりました。

2.「体積法」に基づいた施肥設計ソフトを開発

有機栽培にとって「体積法」による土壌分析は必須ですが、土壌分析で得た分析データをいかに活用するかも注意しなければなりません。
そこで、パソコンの表計算ソフトのエクセルでつくった「施肥設計ソフト」を開発しました。

「体積法」での簡易土壌分析のデータを入力するための「施肥設計ソフト」としております。
「重量法」による分析データを入力しても適切な施肥量は算出されないのでご注意ください。


また、Dr.ソイル(体積法・簡易土壌分析器)だけでは調べられないCECを、CEC以外の数値から計算できるようにしてあります。
分析データを入力すればCECと各肥料養分について適正な値の上限値と下限値が表示されます。
その値はCECやpHと相関があり、連動しています。
つまり、肥料の施用量を変えれば、CECやpHは変わっていきます。
そのため、各肥料養分の量を人力しながら、作付け時には上限値近くに養分があるように施肥設計をし、最終的には下限値に近いかたちで終わるような設計にするのが基本となります。

この上限値、下限値というのは各地のさまざまな実践データ2万件余りを解析して設定したオリジナルなものです。
この施肥設計ソフトに圃場データを打ち込むことで、パソコンで土壌分析、施肥設計ができることになります。

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