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現場レポート

第5回 アフリカ開発会議 (2013年6月1日)

第5回 アフリカ開発会議

【アフリカ開発会議について】
 アフリカ開発会議(TICAD V ; Tokyo International Conference on African Development)は、2013年6月1日(土)~6月3日(月)に、神奈川県横浜市(パシフィコ横浜)において開催されました。


パシフィコ横浜 会議センター

パシフィコ横浜 会議センター

 この国際会議は、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)および世界銀行と共同で開催されました。
 政府、政府関連団体、民間企業、NGO団体、国際機関、大学、研究機関などの非営利団体が参加し、アフリカ開発に関する知見を共有するための政策フォーラムが行われました。
 各団体は、各会場にブースを出展し、アフリカ開発に関する取り組みを紹介することで、さらなる発展に力を入れていました。


会議センター1階 展示ブースの様子

会議センター1階 展示ブースの様子



【ブース出展】 
 弊社は、パシフィコ横浜の会議センター5階においてブースを出展しました。
ブースは、ザンビア共和国のカウンドラキャンプ農協連合代表のマインザ・シンゴマ氏と農業マーケティング研究所とともに共同で行いました。
 ザンビア共和国における農業技術支援に関する活動内容を紹介しました。
現在アフリカ諸国において、土壌分析は農業試験場などでしか行われておらず、分析結果も先送りになっているのが現状です。


会議センター5階 共同ブース出展

会議センター5階 共同ブース出展


 
 そこでカウンドラキャンプ農協連合では、農林水産省の補助事業により弊社が取り扱っている土壌分析機器(Dr. フィールド)を導入し、農民自らが圃場において、土壌分析および土壌診断をすることができるようにサポートを行っています。
 この活動の様子をビデオで放映し、土壌分析機器の展示を行いました。
 また、関係資料を配布することでアフリカ諸国の人々に農民主体となって活動することの意義や土壌分析の重要性を強調しました。


パシフィコ横浜 展示ホール

パシフィコ横浜 展示ホール



【アフリカン・フェアについて】 
 ところかわって展示ホール1階では、アフリカン・フェア2013が開催されました。アフリカ49ヵ国のブースが出展され、特産物の展示・販売などが行われました。
 エチオピア連邦民主共和国のコーヒー豆、カメルーン共和国の手工芸品、マラウイ共和国のホットソースや紅茶、ザンビア共和国の原石・宝石類や手工芸品、ガーナやナイジェリアのシアバターなどが数多く出展されました。


アフリカン・フェア イベントガール

アフリカン・フェア              イベントガール





 各国のフードコートも数多く立ち並び、エジプト料理、エチオピア料理、ガーナ料理、カメルーン料理、チュニジア料理など様々な料理を楽しむことができるようになっていました。
 一般の方々が多数訪れ、アフリカにおける文化や習慣に触れ、アフリカ開発に対して大きな関心を寄せていました。


アフリカン・フェア 南共和国音楽ショー

アフリカン・フェア 南共和国音楽ショー



 アフリカン・フェア内のイベントステージでは、各国によるイベントショーが開催されました。
 南アフリカ共和国による音楽ショーでは、あの有名な南アフリカ人シンガー、プリスカ・モロツィが登場し、観客とともに大きな盛り上がりを見せました。


アフリカン・フェアの様子

アフリカン・フェアの様子


 
 その他にも、様々なコーナーが設けられおり、カフェコーナーでは、世界的に評価の高いエチオピア産コーヒーやケニア産紅茶などが振る舞われました。
 開発輸入コーナーでは、日本企業とアフリカ企業がともに日本市場向けに開発した商品が立ち並び、ケニア産のバラ、ルワンダの伝統的なバスケット、ウガンダ産のドライパイナップル、モロッコ産の唐辛子、ガーナ産カカオを使用したチョコレートなどが紹介されていました。


公式サイドイベント 公開シンポジウムの様子

公式サイドイベント                公開シンポジウムの様子

【公式サイドイベントについて】
 展示ホール2階アネックスホールにて、公式サイドイベントが開催されました。
各団体がそれぞれのホールで公開シンポジウムを行い、アフリカ開発に関する成果や進行状況を多くの参加者に伝えていました。
 基調講演の他にパネルディスカッションや質疑応答も行われ、参加者から疑問や意見が出され、熱い討論が繰り広げられていました。
 また、ブルキナファソ大統領やタンザニア大統領が来日し、日本政府や各団体からの支援について、感謝の意を述べていました。


カウンドラキャンプ農協連合 代表マインザ・シンゴマ氏

カウンドラキャンプ農協連合         代表マインザ・シンゴマ氏

【公式サイドイベントの公開シンポジウムについて】

「基調講演」
~協同組合精神と小型土壌分析器による環境保全型農業で
トウモロコシの9 t / ha どりへ~
カウンドラキャンプ農協連合
代表 マインザ・シンゴマ氏

 シンゴマ氏は、トウモロコシ1ha当たり9 tの生産を実現させている農家であり、自身の経験や実績を報告していました。
 代表を務めるカウンドラキャンプ農協連合は、57つの農協から構成されている大規模な組織です。所属する農民同士で協力し合い、小規模貧困農民への肥料代購入費用の貸付、営農勉強会による技術力の向上、牛や農業機械のレンタル事業、農畜産物の共同販売などによって地域全体の生計向上を実現させようとしています。
 そして、土壌分析機器の導入により、農業技術に関する知識の共有化を図っています。
 これらの活動内容を紹介しつつ、農民が主体となって活動を行っていくことの重要性を参加者の人々に訴えかけていました。


(株)ジャパンバイオファーム 代表 小祝 政明

(株)ジャパンバイオファーム          代表 小祝 政明

「課題提起」
~ザンビア共和国における土壌分析機器による科学的データに基づく
農業指導の有用性~
(株)ジャパンバイオファーム 代表 小祝政明

 科学的データのもととなる土壌分析の重要性を強調し、土壌分析で得られた結果をどのように活用させていくのかを、施肥設計ソフトを用いて説明しました。
 農民自らが土壌分析・土壌診断を行い、データに基づいて施肥設計を行い、実行していくことがいかに大切であるかを訴えかけました。
 今後の展望として、土壌分析が進んでいない他の地域において土壌分析機器の導入を行い、農業技術の普及を進めていく方針です。


パネルディスカッション 質疑応答

パネルディスカッション 質疑応答

「パネルディスカッション」
司会 
山本 和子氏(農業マーケティング研究所 所長)
パネラー
「安部 幸男氏」(アジア農協振興機関 元教務部長)
「マインザ・シンゴマ氏」(カウンドラキャンプ農協連合 代表)
「杉本 亜歴氏」(元ザンビアおよびタンザニアの農業アドバイザー・JICA専門家)
「小祝 政明」((株)ジャパンバイオファーム 代表取締役)

 ザンビア共和国における農業技術支援について熱い議論が交わされました。また、会場からは多くの質問や意見が飛び交い、シンポジウムは無事終了することができました。



 アフリカ開発会議は、4年に一度開催されます。将来、アフリカ開発における支援は、さらなる展望を遂げることでしょう。
 日本の農業にしても、アフリカの農業にしても、農業の主体を担う農家自身が土壌分析を行い、データに基づいて土壌診断を行っていくことが最も重要です。
 そのために弊社では、日本ないしアフリカ諸国において農業技術の普及に努めていきます。
 今後の活躍にご期待ください。




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