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書籍について

有機栽培の野菜つくり

有機栽培の野菜つくり

有機栽培の野菜つくり
炭水化物優先、ミネラル優先の育て方
-小祝政明の実践講座3-

著者名:小祝政明
出版社名:農山漁村文化協会
発行年月日:2009年11月
価格:2,916円(税込)

注文については、各書店、インターネット書店、田舎の本屋さん(農文協)をご利用ください。 10冊以上まとめ買いされる方は、弊社までご相談ください。


内容紹介


野菜を収穫する部位別に(1)葉菜、(2)外葉、(3)根菜、(4)イモ類、(5)果菜、(6)マメ類の6タイプに分け、それぞれミネラル先行の施肥で炭水化物優先の育ちにもちこむ有機栽培の組み立てを紹介。
常識はずれの収量、栄養豊かな高品質を実現。
『有機栽培の肥料と実際』『有機栽培のイネつくり』に続く第3段!

目次


有機栽培の野菜つくり

はじめに
図解 はじめての野菜の有機栽培
第1章 野菜の一生と有機栽培-六タイプ三類型にわけてみる
 1.収穫時期で分かれる野菜のタイプ
 2.炭水化物利用、養分吸収が違う
 3.生育特性で分ける三類型
第2章 有機栽培と三つの資材
 1.野菜のからだの成り立ちと栄養
 2.三つの基本資材と野菜の生育
 3.生育と施肥の基本
 4.栽培条件・環境と基本資材
第3章 化成栽培から有機栽培への切り替え
 1.確認!化成栽培の土
 2.切り替え時に起きやすい失敗と対策
第4章 有機野菜の病害虫防除
 1.野菜の病害虫
 2.有機栽培の病害虫防除
第5章 苗つくりと倍土-スムーズな活着をめざす
 1.野菜の生育と苗
 2.倍土の施肥設計と実際
第6章 有機栽培の野菜つくり
 <6-1 葉菜タイプ>
 1.生育の特徴と施肥
 2.土つくり、土壌管理
 3.品質アップの工夫
 4.その他、応用技術
 <6-2 外葉タイプ>
 <6-3 根菜タイプ>
 <6-4 イモ類タイプ>
 <6-5 果菜タイプ>
 <6-6 マメ類タイプ>
 <6-7 その他の野菜>
第7章 野菜タイプ別施肥設計(例)
 1.施肥設計を自分で行う
 2.野菜のタイプと施肥設計
 3.野菜のタイプによる施肥設計の違い
付録 用語集


本書は、『有機栽培のイネつくり』に続く、作物別有機栽培の単行本の第2弾である。
堆肥や有機質肥料を施用して有機栽培を試みたのだが、野菜の生育がどうも安定しない、病害虫の被害が多い、品質や食味が上がらない、・・・・という人は少なくない。
その原因は、本書でいうところの『チッソ優先の施肥・生育』であることが多い。
本書では、野菜つくりの基本を、生育では炭水化物(光合成)優先、施肥ではミネラル優先、というシンプルな原理にまとめている。
この2つの原理をもとに、各野菜の性格にあわせて栽培を工夫することで、おいしくて栄養豊かな、高品質の野菜を多収することができる。

そして、さまざまな野菜を、光合成を行う葉をつくり(葉菜タイプ)、結球部や根などの貯蔵部位に養分をたくわえ(根菜・外葉・イモ類タイプ)、花や実を付けて子孫を残す(果菜・マメ類タイプ)、という野菜の一生の中に位置づけてタイプ分けし、その生育と施肥について紹介している。
このように野菜の一生と関連付けて施肥を考えることで、いろいろな種類の野菜の性格、共通点が理解でき、さまざまな場面で応用が利くようになる。

有機栽培の野菜つくりで私たちが行わなければならないことは「根に酸素を供給し、良い微生物を増やし、バランスのよい施肥を行う」ということである。
そのために、有機栽培の3つの資材(アミノ酸肥料、堆肥、ミネラル肥料)を野菜の性格、畑の状態、天候にあわせて的確に行うことが必要になる。
ちころが、野菜の生育は天候の変化、資材の選び方・使い方、作業などによって乱れることも多い。
そんなときには、チッソ優先の施肥・生育になっていないかをふり返ってみることである。

『炭水化物(光合成)優先』『ミネラル優先』という2つのキーワードからスタートすること、そして、いつでも立ち戻れること、これが本書で一貫して述べている有機栽培の成功のポイントなのである。
本書は作物別有機栽培の「野菜編」だが、先にまとめた『有機栽培の基礎と実際』『有機栽培の肥料と堆肥』とあわせてお読みいただければ、得るものはより大きいと思う。

2009年9月                                            

小祝 政明

本書「はじめに」より




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