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書籍について

実践!有機栽培の施肥設計

実践!有機栽培の施肥設計
-施肥設計ソフト付き-

著者名:小祝政明
出版社名:農山漁村文化協会
発行年月日:2013年12月
価格:3,348円(税込)
ISBN:978-4-540-12214-9


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内容紹介

目次

 序章 施肥設計の基礎と「BLOF理論」
第1章 なぜ土壌分析して成果が出ないのか -重量法から容積法へ-
第2章 堆肥・ミネラル肥料・アミノ酸肥料 -有機栽培で使う資材と施肥設計-
第3章 施肥設計ソフトの使い方
第4章 施肥設計の応用
第5章 施肥設計を農家の経営に生かす
 付録 施肥設計の応用例とその手順


私が有機栽培に取り組んで20 年近い歳月が経つ。この間、多くの農家の実践や作物の観察から学び、さらに自然界の法則を有機栽培にあてはめて、独自の有機栽培理論=BLOF理論(ブロフ理論、序章で紹介)を完成させることができた。
 しかしながら、農業は実学であり、理論だけで作物を育てることは容易ではない。農家からも「どんな肥料をどのくらい使えばよいか」という施肥に関する切実な要望も多かった。そこで業務用に使っていたソフトを改良して農家に提供するようになった。有機栽培の理論と実践とをつなぐツール、それが本書で紹介する『施肥設計ソフト』(付録CDにファイルとして保存)である。

 このソフトでは土壌肥料学の基本的な理論をもとに、土壌分析データから施肥設計ができるようになっている。しかし、ソフトの初期バージョンで有機栽培を実践すると、チッソ優先の生育になり、病害虫の被害が多くなってしまった。
 そこで有機栽培農家の協力を得ながら、ソフトに組み込んだ計算式と土壌分析方法を見直し、およそ15 年間、14 万件のデータをもとにバージョンアップを重ね、作物の健全生育の基本である「ミネラル優先、チッソ後追い」という施肥の基本を組み込むことができた。
 本ソフトを使えば、土壌分析データをもとに施肥設計はできる。しかし、施肥設計を単なる数字合わせに終わらせたのでは、よい成果は得られない。土壌分析データはあくまでも「土の化学性」という一面を数値化したものだからだ。
 私たちが目指すのは、「土の物理性優先の施肥設計」でなければならない。「土の物理性」が植物の生長の土台だからだ。
 本書ではこのような認識を前提に、施肥設計をする上で必要なBLOF理論や資材選択の考え方などについても紹介している。

 土壌分析を行ない、施肥設計ソフトを畑や野菜の種類にあわせて使いこなせるようになれば、これまでより品質・収量ともに優れ、病害虫にも強い有機栽培が可能になる。そのために本書と施肥設計ソフトを大いに活用していただきたい。

 なお、本書とあわせて私の著書である『有機栽培の野菜つくり』『有機栽培の肥料と堆肥』『有機栽培の病気と害虫』『有機栽培の基礎と実際』もあわせてお読みいただければ、より理解を深めることができると思う。

2013年10月 小祝 政明

本書「はじめに」より




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